ストキャスティック・インディケーター
このオシレーターがレンジの底に近い場合、株価もそうであり、その逆もまた然りという理論です。
S&P500やダウ・ジョーンズのようなインデックスがある方向に動くとき、それがカバーするすべての資産も上昇するわけではありません。大多数の銘柄が下落していても、一部の資産が大きく上昇し、指数全体が上昇することがあります。
現在のS&P500指数のパフォーマンスを見ると、構成銘柄の大半が下落しているにもかかわらず、資産価格は過去最高値を更新しているように見えます。これは、TSLAやAPPLといった企業の業績によるところが大きく、その異質なリターンが文字通り指数を支えているのです。
このような指標を用いることで、投資家は指数の原資産がどの程度強いか弱いかを評価し、また、指数が次に向かうべき方向性を洞察することができます。上昇銘柄と下降銘柄のバランス(最高値と最安値を更新する銘柄)を見ることで、指数の将来の軌道の可能性について知ることができます。